肺症の初期診断と高血圧改善への取り組み

高血圧は様々な疾患のリスクファクターとなることが知られており、高血圧改善を目指す人が増えてきてはいますが、高血圧にも多様な種類があることはあまり知られていません。肺症の場合には肺動脈血圧が高くなってしまっているものであり、それが原因となって心不全を引き起こしたり、頻脈やチアノーゼが起こる場合もあります。肺症の高血圧改善には薬物療法よりも手術による治療が選択される傾向がありますが、それは原因が明確かどうかということに大きく依存します。原発性肺高血圧症と診断された場合には原因不明であるということであり、基本的には対症療法を行って重篤となるのを予防するということが行われていくことになります。
肺症の高血圧の診断には血圧測定に加えてレントゲン写真の撮影が比較的初期に行われます。胸部レントゲン写真において右肺動脈が拡大し、末梢において細くなっているということがよく確認されるからです。レントゲン写真において所見があった場合にはCTを用いることで定量的な診断が実施されることによって肺高血圧症が生じているかどうかをより正確に判断する試みがなされます。
根本的な治療法は確立されていないのが肺高血圧症ですが、肺の高血圧改善を試みるというのは必ず行われます。肺高血圧改善を薬物治療によって行うことにより肺閉塞症などの合併を防ぐということがその目的となります。抗血小板薬や血管拡張剤が用いられるというのが典型的な薬物療法であり、患者の心不全の容態によっては利尿剤や強震薬も使用されます。これらの併用をすることによってコントロールができる場合は継続しますが、容態がよくない場合には肺移植を検討する場合もあるのが肺高血圧症の治療です。